HoneyBetray:Spinoff

バンギャハイフンの備忘録。

バンギャが宝石箱を見付けた日。

 

2016年4月29日、初めて私はKAT-TUNに会いました。

どうしようもなく好きなった時に会うことが出来た、宝物のような日でした。

 

その日から1年が過ぎました。

 

音楽が好きで、その中でも愛おしいと思える音楽を聴かせてくれる人たちがステージでその音楽を奏でてくれる瞬間がとてつもなく好きで、私にとっての生きがいのベースは音楽で、そのベースを華やかに彩ってくれるのがコンサート・ライヴというものでした。

 

(余談ですが、「ロックが真の音楽だ!」「メタルしか聴かねぇ!」というようなジャンルで音楽を選ぶ人とは相容れませんし関わりたくありません)

(そして「アーティストよりアイドルのが上!」という精神の人とも相容れません)

(何を好きでもいいんです、比べたり貶める発言をする人間と関わりたくないんです)

 

でもそれを味わうことが出来なくなるほどに憔悴しきってた出来事があって、でも草臥れすぎてその状態を受け入れるしか術がないときに、私はKAT-TUNと出会いました。

その瞬間、私は彼らに自分のベースを委ねることを決めました。

偶然から生まれた瞬間は運命だったと、夢のようなロマンチストのようなことを真剣に思いました。

でも、あの瞬間で彼らに出会っていなかったらどうなっていたんだろうと思うんです。

 

1年前聴けなくなった音楽がありました。

音楽は魔法のようであり呪いのようでもあって、聴くと色々あった出来事を鮮明に思い出させるから、どうしても避けざるを得なかった音楽がありました。

音楽には罪がないし、それを歌っていたアーティストにも罪は一切ないのに、その音楽に詰まった思い出と現在進行で蝕んでいたものがその判断すら奪っていたんです。

 

その音楽を聴くことが出来たのは、今年の2月11日でした。

ちょうど苦しみから逃れる道を見付けた日から1年ほど経った日でした。

 

KAT-TUNの音楽は私の嫌な記憶すら癒し飲み込み、思い出にしてくれました。

 

 

さて、宝石箱の話。

 

 

そう、2016年4月29日に、東京ドームは私にとって宝石箱になりました。

6色の宝石たちが輝いて来た軌跡があり、3色の宝石の輝きを間近で見ることのできる宝石箱。

モルガナイト・サファイアアメジスト、名称のある宝石にはとても見えない、この世でたった1つの宝石は、その宝石箱の中が一番輝きを増す。

私が知ってる宝石箱は東京ドームしか知りません。

たった1回のかけがえのない日に見た、愛おしいあの日の東京ドームしか知りません。

でも、その宝石が美しく輝き誇る一番の宝石箱は東京ドームだと思っています。

 

宝石箱の中には限られた人たちしか入れなくて、誰もがその宝石箱を開けたくて夢と望みを託す。

その望みが叶えられて、私は宝石箱の鍵を手にすることが出来ました。

たくさんの人が求めているというのに、自分の手にそれを与えられる確率なんて奇跡のようなものです。

その奇跡のような鍵で開けた宝石箱の蓋。

 

誰があの瞬間を、忘れられることが出来ましょうか!

 

石には記憶が宿るといいます。

10年間の尊く美しい記憶を、たった数ヶ月前に宝石の存在に気付いた私に見せてくれた。

美しかった、それ以外言えません。

私はあの空間を「美しい」以上の言葉で喩えられるような日本語を知りません。

溢れ出る感情は愛おしいばかりで、本当幸せな1日でした。

 

 

私に宝石箱の存在を教えてくれて、箱推しという今までにない感情を宿してくれて、音楽を生で聴くことがどれだけ楽しいかを思い出させてくれた空間をくれた日。

人生においてたった1回しか訪れてくれない初めてをたくさんくれた日。

 

2016年4月29日。

私の宝石箱を見付けた日。

 

今は宝石箱の蓋が開くのをただ待つしか出来ないけど、1つ1つになってもそれぞれの3色を宿して輝く宝石たちを一生懸命見続けます。

 

出会えて良かったという感情をありがとう。