HoneyBetray:Spinoff

誰かに読まれることを一切想定していない備忘録。

好きになって1ヶ月、向かったのは黄泉の国でした。

ジャニーズJr.のアイドルグループ・SixTONES、そのメンバーの1人であり私の担当・京本大我くんの舞台「エリザベート」に行ってきました。

彼がこの舞台に出演すると知ったのは好きになってすぐのこと。しかしこのチケットの倍率はエグく、お譲りなんて見付かる可能性が非常に低いという大変人気な舞台だった。

出演者を見たら大納得です、退団されたタカラジェンヌさんや人気の舞台俳優さんという錚々たるスターが出演されていたんですね。私は宝塚歌劇を好きになった期間もあったのでちょっと興奮しました。

 

しかし、私も京本大我が観たい。

調べれば彼は過去にもルドルフを演じていて、今回は3回目だそうですね。そして今回は筆頭ルドルフキャストだという。

この出演者の中幾度も同じ舞台に立つということはどれほどのことなんだろう。それは相当なプレッシャーに勝ち続け、エリザベートという舞台に敬意をはらい精一杯の限界以上の努力を重ね、愛し大切にして勝ち取って来たんだろう。私には想像もつかない。

そんな彼が築き上げた「ルドルフ」、ファンとして絶対に観たい。

 

というわけで死ぬ気でチケットを探し、勝ち取りました。

奇しくも私が手にしたエリザベートは、好きになった日から約1ヶ月ほどの日のソワレ。やった、夜にルドルフに会える。


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はじめまして帝国劇場。


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Twitterでよく見たパネルもあった。

この日は嘗て大我くんとルドルフをダブルキャストで演じた古川雄大さんがトートの公演。これは期待も高まる。


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パンフレットがあると聞いていたので購入。舞台写真が新しく掲載されたと聞いたので開演前に読むのは辞めました。

今回エリザベートは完全にネタバレを絶ってました。まっさらな気持ちで観て聴いて楽しみたかったので全力で避けました。SixTONES担の方をフォローしたかったんですが、このためにフォローすることも絶ってました。

 

いざ座席へ。開演まで残り45分、電車の中で堪え続けていたゲロを吐き散らかしそうです。

当日開演前の私のツイートがこちら。

 

 

レポは書けないのでぶち撒けるよ。

 

 

私はこの日を迎えるまで、「京本大我を観る」ということに思考のメインを置いていた。もちろんエリザベートという私でも知っているような有名で歴史のある舞台が観られるということも楽しみにしていたが、それよりも前者の気持ちのほうが正直大きかった。だから、彼の一挙一動を見逃すことがないように双眼鏡を持参し、舞台上をくまなく見ようと決めていた。

しかし、ある瞬間を味わった瞬間、その思考は一気に消え去っていった。

 

それは一番最初の群舞、出演者全員が登場していたと思う。なにせ初見でいっぱいいっぱいだったため、曖昧な説明で勘弁してほしい。

私はずっとシシィをメインに観ていた、ミューズのようなヴィーナスのような美しさの虜になってガン見していたに近いかも知れないけど。そしてその合間合間に、ハッとしたようにトートやルキーニを観ていたと思う。

しかしある瞬間私の身体に電流が走った、というか、一気に鳥肌が立つ瞬間があった。別に演出でなにか特別なものがあったわけじゃない、誰かのソロだったわけでもない、なにも直接的なキッカケはなかった。

その直後、私は京本大我が既にステージ上にいたことを知った。

それまで全然気付かなかった、初見だったから出て来るタイミングだって知らなかった。シシィに夢中になりながらも、やはり京本大我を待ち侘びていた私だったからたまに舞台全体を見回したりもしていたのに、気付かなかったのだ。

彼の存在に気付き双眼鏡を向けた瞬間、彼の歌声が響き渡った。

そして知った、この男は、存在感を自由自在に操れるんだということを。

 

その瞬間、私の全身は恐怖に包まれた。

 

顔が京本大我ではない。

誰か分からない、知らない男の顔をしている。

歌声だって、聴いたことのない声をしている。

この男は、誰?

 

そこから私は本格的に黄泉の国に引き込まれた。

京本大我を観に来たファン」から「エリザベートを観劇しに来た」に変わっていた。

 

だって彼は京本大我じゃない。

オーストリア皇太子、ルドルフ・ハプスブルクだ。

 

 

 

 

 

第一幕は彼の出演はないので、ここではちょっとだけヲタク地味た感想をば。

 

シシィのドレスがめちゃくちゃ可愛い…、特に第一幕ラストの真っ白なドレス、あれは究極に可愛い。私がマトモな女の子思考の持ち主だったらああいうウェディングドレス着たいって駄々こねてたと思う。

シシィは髪飾りもヘアアレンジも可愛いかったけど、何よりも花總まりさんの仕草や表情が世界一可愛かったな。少女時代のシシィなんかマジで無垢で愛嬌たっぷりなおてんばガールちゃんだったもん。パパに甘える仕草とか、家庭教師や姉と接する姿とか、自由な女の子そのものだった。もうそこでエリザベートちょう楽しんでた。

 

そして古川雄大さんのトートの怪しさ。あ、でもここでこれ書いたら第二幕の話になっちゃうから避けよう。トートダンサーが刺さったという話をしよう。ミュージカルやバレエをやる男性の体型ってなんであんな靭やかなんだろう。細くもないし華奢でもない、しっかり鍛えられているから体格があるんだけどゴツくなくてとっても靭やか。余計な線がまるでな無かった。

 

あとゾフィー!観劇が決まった瞬間に公式サイトのキャストさんのお写真を拝見してから、大まかにしか知らなかったエリザベートのお話を知ろうと色々な文献を読み漁ってたんだけど、お話を知ってゾフィー剣幸さんが私の中のイメージに一番近い!って思ったから嬉しかった!そしてやはりとてもイメージにぴったりだった…力強い眼差しとお声の存在感がカッコイイ~~~!!!!

 

そうだルキーニも凄かった。エリザベートは彼が語り手としてお話が進んで行くんだけど、あの声の種類はなんだろう。あの狂気の出し方と、たまに見せる人間味のある表情はなんだろう。ちょっと金切り声にも近いような高音だってあったのに、感じるのは不快じゃなくてゾッとした愉しさだったんだよなぁ。ただただ圧倒されてしまった。

 

子ルドも可愛かった、うっかりショタババアになるとこだった、子供苦手なのに(…)ひっどいこと言うけど、正直最初子役には台詞の言い回しも歌声も何も期待してなかった。んだけど、そんな私をボッコボコに殴り倒してやりたいくらいに子ルドは演技も歌声も素晴らしかった。あの子ルドのボーイソプラノのめちゃくちゃ澄んだ歌声めっちゃ良かったなぁ!あの年齢の男の子しか出せない声を、とっても大事に磨き上げたんだと思うともうそこで涙が出る。プロでした。本当ごめんなさい。

トートと出会ったときに見せる表情も良かったな~、初めてのお友達だもんね、ママと会えなくて寂しかったんだもんね。

そしてその子ルドをガン見するトートが微笑んでるのが良かったんだけど、目は全然笑ってなくてギラ付いててめちゃくちゃ怖かったのも良かった。

 

 

 

 

 

 さぁ、そろそろ第二幕、ルドルフの話をしようか。

 

ルキーニの「ルドルフは青年へと成長した」というようなセリフでルドルフが登場するのを知った。第一幕と第二幕の間に少々の休憩があったから頭を少しだけクールダウンさせることが出来たのもあって冷静でした、が。

 

やはり、冷静な頭で見ても、京本大我ではなかった。

 

ある種、他の演者さんはこのエリザベートで拝見するのが初めてだったから、登場人物とリンクしてその登場人物そのものに見えるということがあっても可笑しくはないと思うのだが、京本大我に関してはもう頭の中に彼に対するヲタ知識でいっぱいだから、京本大我にしか見えないという現象が起きるだろうとも思っていた。

 

しかしそんなことは一切起きない。

 

あの、舞台の上に立つ赤い本を持った青年は誰?

 

演技をしているんだから当たり前だろ、と思うかもしれないが、そういうレベルの別人ではない。上手くは説明できないけど、顔立ちが骨格から違う人のような、声も声帯から違う人のような感覚。とにかく、京本大我じゃないんだよ!!!(バァンッ)

 

若いルドルフは父の政治を見て「自分なら」と期待を抱いたのかも知れない。しかしそれは若さゆえの諸刃の自信、でもルドルフはそれを知らない。期待と自身に満ち溢れ煌々と輝く瞳。

幼き頃から母と触れ合うことが叶わず、漸く一緒に過ごせるようなっても旅先から帰ってこなくなってしまった母。皇帝と持て囃され担がれてしまった青年は、愛する母・シシィの前だけ小さな頼りない少年になる。

 

しかし、シシィに突き放されるルドルフ。

 

その時子供の時に出会った「初めての友達」が、漸く姿を表した。

今まで一切出てこなかったのに、このタイミングで。トートはルドルフを、シシィを自分に振り向かせるための駒としか思ってないんだ…。

トートと再開したルドルフの目は完全に狂ってしまっていた。民衆に担ぎ上げ

られてるときも、ルキーニに王冠を被せられるときももう狂い始めていたんだけど、このときはもう完全に狂人になっていた。視点の合わないような、瞳孔が開ききっているような、そんな瞳。

可笑しくなってしまったんだ、自分の中で自分を支えていた存在から拒絶されて、完全に見失ってしまったんだ。

 

そこに浸け込むトート。

トートは甘やかすように助けるように導いていたけど、目はもう獲物を狙うような、あと少しで仕留められると確信しているような、恐ろしい眼差しをしていた。

 

皇位」の象徴であった服を剥がされ、薄い絹のようなブラウスになったルドルフの瞳は、全てから解放されたかのような穏やかさもどこか含んでいた。

しかしまだ彼には感情が遺されていた。それからも解放させるかのように差し出されたピストル。

 

手渡されたピストルは、永遠を誓うエンゲージリングのよう。

そして交わされた誓い(死)のキス。

ルドルフは、「永遠」を選んでしまった。

 

こめかみにピストルを預け、トリガーを引くその瞳は確実にもう死人だった。

撃ち抜いた瞬間、死人は屍になった。

 

それを彼は、瞳だけで伝えて来た。

 

 

 

なんでエリザベートを初めて見たような人間がここまで感想を書き殴れるかって、それはもうルドルフの表現力のせいだと思う。

何度も言うが、彼は京本大我じゃなかったんだ、ルドルフそのものだったんだ。だから私はここまで思考を進められたし、想像も膨らませられたんだと思う。

彼の瞳は表情だけではなく、眼光や瞳孔、影の入れ方すら自由自在だった。存在感だけではない、光源すら自由自在に操れるんだ。

 

ここの感情は観劇直後の自分のツイートを載せたほうが良さそうなので、ここにも残します。

 

 

 

私が彼を「京本大我」だと自覚することが出来たのはカーテンコールだった。

緞帳が下がる前の、客席を見回しながら笑ってる顔を見て漸く彼が「京本大我」だということに気付いた。とてもホッとした、やっと知っている男に会えたような気がした。

しかしそれもまた怖かった。 お辞儀して、ご挨拶する瞬間まで彼はルドルフでいたのだ。

 

私はこの日、アイドルとしてSixTONESとしての「京本大我」ではなく、一個人の「京本大我」としてのパワーを見た気がした。

初めて見た姿が、こんなパワーを持った姿なんて贅沢過ぎる気もするが、私はただひたすらにこの男の持つポテンシャルとバイタリティと、先に秘めている可能性に恐怖を感じた。

この人の「これから」を見続けていたいと心から思った。

 

とんでもない男を、好きになってしまったものだ。

 

しかし生きているミュージカル・エリザベート。やはり演じる方々で表現法の違いがあるらしい。

古川雄大さんのトートと京本大我くんのルドルフは嘗て一緒にルドルフを演じただけあって相性がバッチリらしいが、こうなれば井上芳雄さんのトートも見たいし愛希れいかさんシシィも見たい。何なら他の方のルドルフも見たい。

 

え、これチケット探すしかなくない…?

出来れば京本ルドルフ回ももう一回見たい、今月末が彼の千秋楽だから日にちもないけど…これは、また死ぬ気でチケットを探さなければならない。

しかしあるのか…もう期間も短いぞ…

 

\そんなもん探す気持ちがありゃどうにでもなんだよ!/

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だそうです。

大我くんがこんな顔してこんなこと言うならクソババア頑張ります。

 

 

 

 

 

ちょっと性癖に刺さった話とかもしてーのでします。

 

ルドルフとトート、まじでキスすると思ってなかったんですけど?!?!?!

(↑小声だけど太字になってしまうこの慎ましやかしさ感じて(?))

本気でフリだと思ってたのに思いっ切りキスするもんだから公演後大変だった。観劇中は見入ってしまってたからそうでもなかったんだけど、後々思い出してンンッ?!って頭抱えたわ。まじかよ~ありがとうございます(?)

大我くんさぁらじらーでキスしたことないとか北斗くんに言ってたじゃんよ、してたんじゃねえかよ~そうならそうって言えよバカ~!!この~!!

 

あとトートダンサーにひん剥かれるのが刺さりました。これは多くを語るまい。美しい变化と私の邪念が重なり合っている。あのジャケットああいう構造になってたんだ…

 

そして初めて京本大我くんを生で見た感想は、「背がデケェ」でした。割と推しを手のひらに載せられるような20cmくらいのフェアリーちゃんと思い込みがちなんだけど、ほんと、ちゃんと174cmあったわ。SixTONESってデッカイし男らしい体付きの子多いから、大我くんって華奢だな~ちょっとコケティッシュだな~とか思って見てたけど、単独になると体型は男らしいわ背はでかいわ手もゴツいわで結構な雄でしたわ。

これがまた!ね!ババアには刺さりました!(この言い回しの昭和感)

 

お陰様で余韻のせいで情緒が不安定なため、未だストチューブ見れてません。でも今日調べるJ見ちゃったから今なら漸く見られそうです。

 

しかし私の魂は未だ黄泉の国。

 

少年たち全滅した私は、なんとしてでもあと1回は帝劇に行きます。来年5月の日生劇場は住んでるのかってくらい通いつめてやるからな!

 

 

 

以上、ミュージカルで輝く京本大我くんのパワーにメンタルをはちゃめちゃハッピーにされたヲタクの話でした。

 

 

追記(2019-07-22)

無事エリザベート2回目、チケット勝ち取ってやりました。やる心だ!やる心!やろうとすりゃ奇跡も起こせる!!

と言うわけで25日ソワレ行ってきます。


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ほんとにな。