HoneyBetray:Spinoff

誰かに読まれることを一切想定していない備忘録。

君が駆け抜けた2ヶ月のうち、たった2日だけれど。

前回の観劇から約一週間、私はまた帝劇へと足を運んでいました。

この日もソワレ、どうしてももう1回京本ルドルフが観たいという気持ちが抑え切れず、ほぼ24時間体制でおけぴを張り込み見事にチケットを手に入れることが出来ました。大人気のこのミュージカル、新参者が2回もお譲りの恩恵を受けられるなんて奇跡のようです。


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6日ぶりの帝国劇場、この日は古川雄大さんのヲタクをしている友人がエリザベートをマチソワするとのことだったので、ソワレ前に落ち合って日比谷シャンテで行われているエリザベートコラボメニューを楽しむことに。


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お友達が何でも良いと言ってくれたので、せっかくだからルドルフのメニューをいただきに。嫌いではないけど辛いものが苦手な私にとって地獄のようなメニュー名でしたが、まぁコラボですし食べやすく作られてるかも知れないから大丈夫でしょうと早速オーダー。


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めっちゃ辛かった。

早々に注文したことを後悔しました(…)

これはまじで汁なしで良かった、汁ありだったら絶対湯気だけでギブアップしてました。青山椒が効きまくってて風味は最高だったんですが、舌に走る辛さが痺れる系の辛さで一口食べた瞬間に粘膜がヤられましたね。細胞が壊される音が聞こえます。納得の闇広です。


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コラボメニューの注文特典がランダムコースターだったんですがまぁ見事にトートとルドルフは当てられず。トートヲタがシシィ、ルドルフヲタがフランツを当てるという何ともアレな結果でした。そのため写メはありません。でも良い思い出です。


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さぁ腹も満たしたところでいざソワレへ。前回も花總シシィと古川トートに魅せられたので、2回目も同じシシィとトートを観劇できてとても贅沢です。

そして前回と異なるルキーニとゾフィー、山崎育三郎さんは前日にやっていたFNSで望海風斗トート閣下と並んでルドルフをされてたので、そこも相まってこれもまたとても贅沢な気持ち。

 

前回は全てが初見でお話に集中する以外術がありませんでしたが、今回はもうキャストの違いや前回見られなかった細かな箇所まで楽しむ観劇の仕方が出来そうでわくわくです。

そんな2回目の座席は1階A席、目の前も隣も通路という爆裂に見やすく強烈に近いお座席で早くも死にそうでした。下手に前方行くよりも絶対見やすい気が…とにかく怖い、双眼鏡なんか構えたら大画面でお顔のアップになるんじゃないのだろうかコレ。

こんなお座席をお譲りくださって本当にありがとうございました。

 

 

さて、感想は前回の記事のほうが臨場感があるので、今回はヲタクとしての感想をぶち撒けようかなと思います。

 

 

前回観られなかった京本ルドルフの最初の登場シーン、今回はばっちり最初の方から拝見することが出来ました。が、やはりいつステージに上がったのかは不明でした。シシィやトートに見とれていたせいもかなりあるとは思うんですが、まじで纏うオーラを忍び寄るように這い蹲るようにしてずるりずるりと登場しているようで、また最初から観ることは叶いませんでした。でも恐らく「前回よりは最初の方」から観られたと思います。

やはり目は亡霊だった。そうかあのシーンはルキーニが尋問に掛けられて、エリザベートハプスブルクの亡霊たちを呼び覚ましているから、やはりあの表情は正解(という言い方をして良いものなのかは不明だが)ということなんだろうな。生気がないのに生々しさを宿した亡霊ルドルフ、本日も目に差し込ませる光源の入れ方が天才の技です。

 

ルキーニについて少し。前回の成河ルキーニは全面的に狂気を振り撒いて散らかし、その狂気へ力づくで引き摺り込むようなルキーニでしたが、山崎ルキーニはじっとりとした狂気を滲ませるタイプで、そっと躙り寄り背筋を凍らせて来るような語り部だなと感じました。

二人とも人の持つ厭らしさを同じく見せては来るんだけど、その方法が全く違うことに具合が悪くなりました。ちょっと趣旨とずれるかも知れませんが、ルキーニという男の二面性を感じてしまったというか。別にルキーニは二重人格のキャラクターでもないし、Wキャストなんだから異なる部分があって当たり前なんだけど、その二人がそれぞれのルキーニを演じることによって、たった1人の男であるルキーニの持つ「異常性」を多方面から浴びてしまった感じ。

上手く言えませんね。何ならあのお話の中で1番ルキーニが常識人かも知れないのに。とにかく成河ルキーニと山崎ルキーニの違いに圧倒されて具合が悪くなったんですよ(褒め言葉として取ってください)。

 

ゾフィーについても少し。前回剣さんが私の中のゾフィー像にぴったりだったと書きましたが、涼風ゾフィーもまた剣ゾフィーとは違う強さがあって結局どっちもゾフィーでした。剣ゾフィーはどちらかと言うと男勝りで豪傑と言いますか、女性ながらに男性世界で男性と肩を並べ追い越し上り詰め生き抜いてきた強さみたいなものを感じましたが、涼風ゾフィーは女性として女性の強さを振り翳し強く気高く凛として階段を着実に登ってきたという感じを受けました。

ゾフィーは力での支配、涼風ゾフィーは精神での支配を感じたような気がする。どちらにせよとてもゾフィーだった。どちらの解釈も私の中にあって、けどそれは重なることがなく別個のもので、それを剣さんと涼風さんがそれぞれ演じていたような感覚。

 

あと今更なんですがシシィの歌声の変化を思いっきり味わうことが出来ましたね。エリザベートという女性の一生を語っている物語を、たった1人の女性が少女から晩年までを演じていたという事実に今更ながら恐怖を感じました(これも褒め言葉なんです)。

だって確かにパパに甘えるシシィは少女で、フランツと婚約を交わし夢を語るシシィは乙女で、ゾフィーから子供を返して欲しがるシシィは新米母で、ルドルフを突き放したシシィは母だった。

何よりも恐ろしいのが、老いたシシィがルキーニに刺されトートと再会した瞬間、あの頃の少女で乙女なシシィに戻るところ。シシィが年令を重ねていく様子を表しているのは容姿だけではなく歌声もそうで、その声の変化がまじで年を重ねているような歌い分けの仕方で、これがもう花總シシィの恐ろしいところだと思いましたね。

でもこれはフランツにも言える話です。万里生フランツもやはり老いていく、容姿だけではなく声や立ち方、歩き方全てがきちんと歳を重ねて变化していったようで、演者さんが変わったんじゃないかと勘違いするレベルで老いていくのが恐ろしかったです。

シシィとフランツの老いに関しては、素人が今更俳優のパワーに驚いてやがるんだなとでも思ってください。

 

さて古川トート閣下。今回とても近かったので目の演技をガン見していたのですが、あの方瞳孔まで演技できるんですね…あの急に三白眼になるの恐ろしすぎる。

そのトート閣下なんですが、私前回2階だった上に初見だったから全く知らなかったんですけど客席通って登場するシーンがあったんですね。なんと私の真横をトート閣下が通りました。2回目にしてこのご褒美、黄泉の帝王なだけに死を覚悟しましたね。

最初全く気配どころか音すらなくて気付かなくて、でも不意に不穏なズォォという気配を感じ取りハッと顔を双眼鏡から離したんですが、その時トート閣下が真横を歩いていきました。めっちゃ怖かった、めっちゃ、怖かった。

まじで音もなければ匂いもしない、歩く時に起きる小さな風圧もない、実態のない影のような存在感で歩いて行くんです。めっちゃ怖かった!めっちゃ!怖かった!

通過してしばらく身動きが取れなくて、魂を引き抜かれて宙に放り投げられたか金縛りの呪いを掛けられたと本気で思いましたね。いやあれは本当に怖かった。

 

そして今回、私は漸く違うシーンに京本大我氏が出演していることを知りました。それを知ったのはルドルフの激辛麺を食べてる時にお友達に教えてもらったからなんですが、どこでどんな風に出るのかの詳細はたまたま隣のテーブルに座っていたお嬢さんに教えていただきました。あのとき詳しく教えてくださったお嬢さん、本当にありがとうございました!

そのシーンはまずはミルクのシーン。「ミルクでルドルフがバイトしてる」などというタレコミでしたが、よくよくお顔を拝見してみれば全然ルドルフのときとは違うお顔をしていました。ミルクが手に入らない民衆の、痩せこけたような困窮しているような切羽詰まっているような余裕のないお顔。ルドルフはバイトなんてしていませんでした、いたのはミルクが手に入らず怒り狂う民衆の男でした。

そしてエーヤンのシーン、教えていただいたのにいつどの瞬間から出て来たのかは分かりませんでしたが、ハンガリーの国旗を持って楽しげに歌っていました。あれもルドルフじゃないな、エリザベート陛下の訪問を喜ぶハンガリーの青年だったな。

でもこれ確かに言われないと分からないかも知れない。私がまだ京本担としてもミュージカル観劇者としてもクッソズブのド素人だからかも知れないけど、どちらのシーンもルドルフではないし京本大我氏でもないんだもん。めっちゃ溶け込んで全く違う雰囲気と空気を纏ってるんだもん。

 

この流れでルドルフのお話をしたいんですが、先にもう言います。今回トート閣下との死のキスどころではありませんでした。どうして誰も事前に教えといてくれなかったんだ。

ルドルフ、乳首透けてるじゃん!?

あまりに衝撃的すdて(?)ビックリしすぎてそこばかり気になってしまいました。2階じゃ気付けなかったもの、身体のシルエットは透けてるなって思っていたけど肌まで透けるなんて思うはずもないじゃん!私は未だこの男の乳首に慣れてないんだよ!

ルドルフの歌声や演技に感動する私と透けてる乳首に戸惑いが隠せない私とで脳内で大喧嘩していました。そのせいで死のキスを噛み締められなかった…しっかり観たけどさ…。

糞みたいな感想はここまでにします。ごめんなさい。

 

今回は座席の位置的にシシィに縋るルドルフがしっかり観える位置だったため、母に縋る気弱な青年の顔が母に見放され絶望に塗り替わる瞬間の变化を楽しむことが出来ました。最初あまりにも苦しげに肌を歪めるものだから泣いているのかと思った。涙を流さず泣けるのか。そこから翳りに翳って行く瞳がまた美しいですね。ルドルフには崩壊美も感じます。

頭をピストルで撃ち抜いてトートダンサーに引き上げられる時2階からだと眠るお顔が拝見できるのですが、1階だと上からのライトのお陰か陰影が濃く感じられて、頭頂部から額と鼻の先が真っ白に照らされて本当に死人のようでした。あの瞬間あの体には生命の息吹を感じられないことがまた恐ろしい。

 

パンフレットの対談を読んで思ったのですが、キャストさんそれぞれキャラクターの解釈や捉え方演じ方があって、形は同じでも表し方が違うということに気付いてしまってから、どうにかして他のキャストさんのルドルフも観たくなってしまって。

きっと2人はまた違う表情や歌声でルドルフを演じている訳じゃないですか、それをぜひとも観てみたい衝動に駆られています。それもこれも京本大我氏のルドルフが様々な情念を見せてくれたからなんですけど、あれだけの感情と情念と生死を約20分間で魅せつけられたんですもん。そうなって来ると他の情念も浴びてみたくなるじゃないですか。

でもこれはルドルフに限った話だけではなく、愛希シシィと芳雄トートも浴びてみたいんですよね。絶対違うじゃないですか。同じキャストさんでも日によって違ったりするんですもん。きっと、これだからミュージカルや演劇って楽しいんだと思うんですよね。

 

京本担でエリザベートを観劇した人たちが、京本ルドルフだけじゃない他のキャストさんにも惹かれ様々なキャスト組み合わせの日にも観劇しに行っている理由がとても良くわかりました。これはそうなる。まずお話自体がとても魅力的で面白いんだもの、それをキャストさんたちがそれぞれの表現方法で色付けしてくださってるんだもの。


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昨日、京本大我氏は千秋楽を迎えましたね。本当は行きたかったです。おけぴだってまた張っていました。しかし今回はそんなに上手く行かず…諦めました。

行きたかった!チケット見付からなかった!行ける人いいな!としつこく嘆くより、彼が全力で心血を注ぎ駆け抜けてきた日々の最後を草葉の陰で見届け応援していた方が遥かに有意義であると思ったので、諦めもかなり早く着いたと思います。

というか、ぽっと出の新規が、たった1ヶ月そこらの新規が、エリザベートという人気のミュージカルに土壇場で2回も行くことが出来たということが私には充分すぎるほど幸せな事実だったので、きっともうそれで満足してたんです。

 

彼が出演していなかったら私はエリザベートを観ることはきっとなかったし、ミュージカルの楽しさを知ることすらなかったかも知れない。だから大我くんには連れて来てくれてありがとうの気持ちがとても大きいです。

 

彼自身は自分はトートをやる器ではない、と何かのインタビューで仰っていたようですが、私は大我くんがいつしかトートをやる日が来るのではないかと思っています。貴方のトートは恐らく線が細く華奢なのもあって、シシィやルドルフを拐かすあの強引さよりも引き摺り込むような洗脳力があるんじゃないかな、なんて素人ド新規おばさんは思っていたりするんですよ。

 

私は貴方のパワーが持っている未来がとっても楽しみなんです。その未来も含めて貴方を応援させてくださいね。貴方の見せてくれる景色が大好きです。

 

エリザベート、お疲れ様でした。

次はまた、貴方の描く未来でお会いしたいです。

 

 

 

 

 


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そういやSixTONESのアクスタ買いました。寝惚けて注文したらしく、気付いていない内にいつの間にか買っていました(ヤベェ)

JAPONICA STYLEコスのぬいちゃんも服の主との対面にご満悦そうです。

 

さて、8月エリザベートのチケットを探しに行ってきます。

今月は楽しいことが盛り沢山だな~。